どもども今回の取材に関して色々お騒がせしています。
*4月4日修正
改めてPerfect Journeyの撮影ルール(流儀)ついて書いていきたいと思います。
■ Perfect Journeyの日程決め ■
先ず取材地はfimoがメーカーなどのリクエストも聞いた上で候補地を上げてきます。今年の撮影予定は5回、最初の段階で7箇所の候補が上がってきました。
この段階で候補地とベストシーズンが記載されています。今回の場合は『島原 1~4月』と書かれています。
これも事前の情報といえば情報と言えるかもしれません。
本業の仕事はシフトで平日1日と日曜の週休2日。
仕事がら連休が取りづらく有給申請は1ヶ月半ほど前に出さなくてなりません。
大抵、金(シフト)土(有給)日(休診日)の2泊3日か、日~火の2泊3日で日程を確保します。
取材日の天気予報が大雨だから日程を少しずらしたりすることは出来ず、移動が出来る場合はどれだけ状況が悪かろうが決行です。
取材日程が決まると次はポイント候補探し→釣り禁や漁券の有無などの調べ→ホテルの場所の設定→撮影日の実釣、の流れになります。
■ ポイント探しのルール ■
◯ 現地の人間にコンタクトを取りポイントを聞かない(釣具屋含む)
◯ 現地に行った事のある人間にコンタクトを取りポイントを聞かない
◯ Googleマップで地形、立地を見て決める
◯ SNSの投稿やYouTubeでの検索は可
◯フィールドでたまたまお会いしたアングラーとの『最近どうですか?』などの会話はOK。
ただしこちらから『どこが釣れますか』などの質問は不可 *1
◯現地釣具店に訪れてポイントを聞くのは不可
*1 アドバイスやベイト情報を頂いた場合・初場所ではないなど上記とは異なる場合はその旨を動画内でも入れています。
『アウェイの洗礼』と似たようなルール。睡眠時間は削りに削ってますが(笑)
SNS・YouTubeも情報と言えば事前情報ですね。
■ 釣り禁・立禁・漁券の確認 ■
僕がある程度見て回る可能性がある場所を選定できたら宿の場所決め(回りたいエリアの真ん中で取る場合が多い)、釣り禁・立禁・漁券などの調べが始まります。
漁協・市役所への問い合わせで行う事が多いですが、市街地であったり工場地帯を含んでいたりして確認が複雑な場合・近隣住民との関係が複雑な場所などの場合、fimoスタッフが現地の知人にコンタクトを取る場合もあります。
例) 涸沼や今回の島原の一部駐車ポイントなど
ただこの時fimoスタッフがポイント情報などは僕には伝えない事を徹底してもらっています。
* 僕の耳に入ってしまう場合もありましたが意地とプライドに懸けその場所は外しています。例 秋田運河など
■ 撮影・実釣 ■
GoogleMAPを頼りに事前にMAP上で目星を付けた場所を見て自分のイメージとの誤差を修正して魚を探していきます。
動画を観ていて分かるとは思いますが、はっきり言って全然思うように釣れません(笑)
鹿児島のように釣れずにお蔵入りした回もあれば、荒川編や紀の川編のように動画としてどうなの?と落ち込んだ事も。
■ PerfectJourneyへの想い ■
立場上ポイント情報やガイドを募るとかなり簡単に手に入ります。
fimoで他県のユーザーさんに足跡をつけると『自分のブログに久保田さんの足跡があったのですが取材で来られるんですか?』と直ぐにメッセージが来ることも少なくありません。
必ず『PerfectJourneyで行く予定ですが情報を聞くとその場所には入れなくなるのでご迷惑おかけするかもですが生暖かい目で見守ってください』と。
これは僕の趣味嗜好でもありますが、釣りの楽しみって自然との知恵比べも重要な要素だと考えています。
一人の釣り人がアングラーとして成長していく中で自分の足で探して・考えて~ってのが非常に重要で、その経験を自分でしないと場所や釣り方を教えてもらった時に相手への敬意・配慮を欠くアングラーが育ちます。
人と人の繋がりって簡単に情報を貰うということじゃない。
長い経験の中で嫌な思いも沢山してきたし、自分自身もさせたこともあります。
お互いに頑張ったから、苦労したからこそ心が繋がる。
メディアで撮影を行う場合、自分自身もその姿勢を示したい。
なので一般の人と同じような環境でチャレンジしようというのをモットーにPerfectJourneyの撮影を行っています。
(プライベートでもガイドを受けるのは好みません。ただその人と交流を持ちたい、その人がどんな釣りをするのか見てみたい、教えを乞いたい時にはブログであってもその旨を必ず書くようにしています。例『○○さんに稽古をつけて貰いに行ってきました』)
でも上で書いたように動画では15分程度に纏められていますが、全然思うように釣れない(笑)
遠征費出して貰っているのにメーカーのプロモーションとして40cm台1本って申し訳ないとかなり落ち込む事もありました。
道具のプロモーションとしてはバシバシ釣れた方が絶対に良いでしょう。これまでの常識だとPerfectJourneyのようなスタイルではなかなかバシバシ釣るのは難しく、そこに出資するのはありえない話なのだと思います。
それでもそのスタイルを面白いとチャンスをくれ続けているメーカーには感謝しかありません。
あ、でも今は『あ、このスタイルで釣る事ってこれまでの常識ではありえないことなんだ。凄いことなんだ』と少し自信がつきましたが(笑)
さてここまで書いて、ノー情報という書き方は確かに突っ込まれても仕方ない。
SNSの検索も情報だし、撮影スケジュールの島原1~4月も事前に頂いた情報。
僕が意図したノー情報は事前に『ここのエリアが釣れてます』『ここがポイントです』などのこと。
本当に実践できているのか?インチキしていないのか?はそう簡単に証明できることじゃないし、
ただいたずらにこちらを攻撃したい人に匿名書き込みで『僕ガイドしました』なんて書かれると『え?誰お前?』くらいの反論か弁護士通じて情報開示請求くらいの0か100の対応しかできないんだけど、これまで行ったエリアで会った事のある人々・日頃の行いなどで信じて頂くしかないのがちょっとアレだけど・・
最後は有名なあの言葉になっちゃうけど・・・
信じるも信じないもあなた次第・・・かな
長くなりましたので今日はここまで。
久保田氏のブログはこちら