『知らない土地への一人釣り旅マニュアル』
と名付けてみましたが、民明書房館(魁!男塾)の書籍の様なタイトルになってしまいました(笑)
初場所で情報やガイドなしでシーバスに出会う為に必要なポイント探しや時合いの読み、旅を通してのゲームプランなどを数回に渡って書いていきます。
Perfect Journeyみたいな釣り旅してみたい人、既にやっている人、またはそういう時間はないけど動画を観て一緒に旅気分をより楽しんで頂ける為の参考になれば幸いです。
*一応、これは僕の考えや考え方であるという事を最初に書いておきます。
第一回目の今回は『スキル』をテーマに書いていきます。
■ 地元の釣りと開拓の釣りと旅の釣り ■
始めからある程度掘り下げた話になりますが、
『魚を釣る』為には『食わせ』と『探索』という全く異なる性質のスキルが必要になります。
先ずは『食わせ』。
その場の状況に合わせたルアーチョイスであったり、
リフト&フォールやトゥイッチングなどのテクニックであったり、
その場に魚がいる事を強く意識してどうやって『食わせるのか』『口を使わせるのか』を模索していきます。
水深などの地形もある程度理解する必要があります。
一方『探索』。
どこに魚が居るかを探す事。
地形や流れ・ベイトなどからシーバスがどこに居るかを探していきます。
『地元(ホーム)の釣りでも魚は探すよね』と思うかもしれませんが、地元で魚を探す事と初場所での旅で魚を探す事は全く異なります。
(注)『地元とアウェイ、難易度が違うよね』という話とは全然違います。
『ポイントの新規開拓の事でしょ』というのとも違うんです。
説明していきましょう。
■ 旅に必要な探索とは ■
先ず地元(行き慣れた土地)での魚の探索。川であったりサーフであったり磯であったり、
ある程度地形は頭に入っているし、『昨年の今』という経験も生きてきます。
シーバスの群れを追ったり、ピン(この石の裏!みたいなやつ)での捕食場所を数多く回ったり。
仮に今日坊主であっても次回、その次の釣行とデータは蓄積出来ます。
たとえ今年から釣りを始めた人でも色々回るうちに何かパターンが掴めたらいいですよね(^ ^)
次にポイントの新規開拓。
普段そこでは釣りしないけど今年からやってみよう!通ってみよう!ってのがポイントの新規開拓。
毎回通わなくても何回か行くうちにそこでシーバスが回ってくるタイミングや時期などのパターンが掴めると開拓に手応えが掴めますよね。
よく『釣れなかったけど釣れない事の確認が出来た』なんて言ったりしますが、これも重要なデータです。
このように上2つの『探索』は安定した釣果が出せる様にとか、これまでの自分にない選択肢を増やす事で釣果に結びつける、
いわゆる引き出しを増やして釣果に必然性を持たせる事を目的とした『探索』です。
これらとは異なるのがPerfect Journeyの様な旅での『探索』。
偶然だろうがマグレだろうが限られた期間内でシーバスと出会う事を目的とします。
当然、自分の過去の経験を基に魚を探していくのですが、目的はパターンの解析ではなく『まぐれでいいからとにかく1本!』
これを基軸に置いているか否かで選択する場所やそこに費やす時間が変わってくるのです。
そこに費やす時間・・そう。その場所を『見切るまでの時間』とも言い換えられるのですが・・
話を戻して・・
そんな訳で旅の釣りでは『食わせ』のスキルはそんなに重要ではないのです。もちろんあるに越した事はないんだけど(^^;;
重要なスキルは『探索』。
そして『探索』する際に常に意識から外してはいけないのが『再現性や必然性は二の次でとにかく1本』という概念です。
実際、これまで旅の釣りで出会ったシーバス達は、再現性も必然性も感じるのだけど、『探索』する際の心の基軸は『とにかく1本』という想いが重要なんです。
んん~~現段階ではこの説明では上手く伝わらないと思いますので、言い方を変えてみますと・・・
群れを探す必要はないんです。
偶然群れに遭遇したら複数匹釣れたりすることもありますが、最初から『群れを見つけたらその内1本くらい釣れるかも』って考えでポイントを回るのではなく、
『その日たまたま偶然そこに居た魚でも釣れれば1本』こんなイメージを持ち続けるのが重要になるのですが・・・
この辺りの『探索』『見切り』については後日アップ予定の『ゲームプラン編』でまた書きます。
話がゲームプラン編まで進むと、今回の旅の『探索』、『とにかく1本』 『群れを探す必要はない』というのが伝わるのではないかと思います(^^)
次回はポイント探し編をアップ予定です♪
久保田氏のブログはこちら