本日2回目の投稿となります。
カゲロウMDについてご質問を頂いたのですが、MDを持っての初陣が木曜日を予定と書いてあったので、釣行準備含めて間に合うように本日2回目の投稿です。
頂いた質問の前に・・・・
先ずは、カゲロウMDで嬉しい投稿がありましたのでご紹介♪
超!超!超!嬉しい!!
自分的には時間をかけて納得するルアーが出来たと思っていても、他の人が使ってどう感じるのかは全く分からない。
その中でこうした投稿を目にする事が出来て、共感してくれる人がいた!!と実感を持てて本当に嬉しいです!
三宅さんありがとうございました!!
■ MDのMAXレンジ表記について ■
コメントにて質問を頂きました。
『MD買えました。なかなか買えないルアーなので失くしたくない。フックの番手を小さくして軽量化したら少し浅いレンジになるのか?泳ぎ等に影響は出るか?』
要約するとこの様なご質問を頂きました。ご購入&ご質問ありがとうございます(o^^o)
先ずレンジについて。
これまでもブログで触れましたが、MDのレンジはMAX80cm。
このMAXという表現、
浮力と抵抗を抑えたPE0.6号、リーダーはフロロ12lb、リトリーブ時のロッドの穂先は水面に付けて、出来るだけ潜航するように速度は速めで圧をコントロールして~~~
ってやると80cmまで潜りますっ意味でMAX80cmと表記してもらいました。
僕のセッティング、レジンシェラー8 1号、ナイロン16lb、ウェーディング中のリトリーブ時のロッドの穂先は下げても水面から20~30cm~~~~
このセッティングだと淡水の川でも潜って70cmくらいです。やや少しスロー気味に巻くと60cmくらい。
MDはこれくらいの潜航レンジです。
1キャストのMAXが80cmという訳ではないんです。
なぜ誤解を招くような表記にしてもらったかというと(以前も書いたけど)ラインセッティングは人それぞれ。
仮に僕のセッティングに合わせてMAX70cmって表記にしちゃうと、僕よりも細いラインを使う人たちが根がかっちゃうかもしれない。
そこまで細いラインを使わない人たちにとっては仮に誤解でもMAX80cmって思って貰えてたらせっかく買ったルアーを無くさなくてすむかな~と。
僕のラインセッティングよりも細いセッティングじゃない限り1キャスト内でのMAXは70cmいくいかないくらいと思って頂いていいのかなと思います(^^)
■ フック交換チューン ■
『潜航レンジを少しでも上げるために純正の#4から#6に交換した。これってどう?』
というご質問も一緒に頂きました♪ どうやったら自分の環境で使いやすいルアーになるのか? こういうご質問は釣りが大好きな証拠ですね(^^)♪
標準の#4フックの重さ 0.7g
#6フックの重さ 0.57g
(Megabassが別のルアーの標準として使っているフックです)
1本分の差が0.13g。これが3本分で0.39g。
ボディーサイズに対して0.39g軽くなっても浮力的な部分では潜航レンジはほとんど変わりません。
でもボディーよりも下(外側)のウェイトが軽くなるので回転に対する抑制が軽減されます。泳ぎの質としてロールが強くなり、その分潜航レンジが上がります。
流速やリトリーブなどによるルアーが受ける水流にもよりますが、5cmくらい潜航レンジが上げられるのではないでしょうか。
泳ぎの質は若干変わりますが、釣れないなんてことはなく、状況次第ではこのチューンの泳ぎの方が釣れるという事も十分考えられます。
質問者さんの狙いもレンジを上げての根がかり対策なんで、目的としてはアリだと思います。
ただその副作用として生じるのがフッキングの不十分さです。
標準の#4。
#6チューン
フックが小さくなった分、フックの針先がボディーと重なります。
ボディーからはみ出さないと言った方が分かり易いかな?1つのフックで3つある針先の内2つがボディーと重なってしまう。
泳いでいる時にフックはボディーに密着している訳ではないと思いますが、実際にテストの現場では#6フックではフックアウトやフックの伸びによるバラシが目立ちました。
これは124Fの開発時のテストでも同様の結果でした。
シーバスの捕食、全てが全て違う状況で全く同じ角度や食い方なんてものはないのですが、フックの先端がボディーから出るか否かというのはフッキング時の刺さり方にかなり影響している、というのが僕の感覚です。
単純に針が小さくなったせいでバレる、という可能性もゼロではありませんが、
『じゃあ#3ならもっとしっかり刺さってバレないのか?』というとそうではなく、前後のフックの距離感が窮屈になりこれはこれでそれほど良い結果にはなりませんでした。
*ロールが抑えられて少し落ち着いた泳ぎになり、状況によってこれはこれで良い泳ぎです。
またフックがボディー幅に対してフックが大きいとキャストして着水時にラインにフックが絡む回数が上がるという不具合も生じます。
フックのサイズを変えるのはデチューンなのか?
と問われれば決してそうではないと僕は思います。
フックを変更した泳ぎの方が食ってくるシーンもありますし、レンジが少しでも上げた方が攻略し易いならそれもアリです。
販売されている標準はあくまであらゆる条件の平均。
不具合が少なく快適に釣りが出来る平均値になるように設計しています。
マイナス面があったとしてもチューンして特化した性能が自分のフィールドに合っているならそれでOKだと思います(^^)
フックサイズを変えるとこのような副作用があるという事を予め頭の片隅に入れておけば色々対応はできるのではないかと思いますので是非覚えておいてくださいませ♪
木曜日の釣行頑張ってくださいね!!
久保田氏のブログはこちら