Jerking dream Believer ~ X-80SW LBO Shallow ~ | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

Jerking dream Believer ~ X-80SW LBO Shallow ~

 

 

明け方前より竿を振り、マズメのタイミングを待つ。

この日の海はウネっており、釣りづらく、明らかに期待度は小さいのだが・・・

先週「90サイズのヒラメが宙を舞ってボイルしていた!」という話が、釣り人の判断を狂わせる・・・

あれから一週間・・・既に釣られた可能性もある。

釣られていなくとも、既に魚は移動した可能性は大いに高い・・・

が、夢見がちな釣り人は「もしかしたら♪」と、華麗に流され固執し、結果見事にノーバイト・・・(笑)

「乗るべきじゃない。」と分かっている誘惑に、迷いながらも、やっぱり乗ってしまう釣り人が・・・私は大好きだ!(笑)

 

 

もっともノーバイトのまま、単純に帰宅するわけには行かない。

何かしら、次に活かせそうな「状況」やら「発見」やらは、できるだけ収集しておくべきだろう?

ウネった海を諦め、河川内に舞台を移して竿を振る。

川を遡行しつつ、点々とカゲロウ100Fを散らし、手早く、手広くサーチをかけ、気になった位置にはBIRAN70も投入し、やや水深を落としつつ、ベイトの感触なんぞも期待しつつ探るも反応は無く・・・「No発見」のまま往路を終わり、復路へと返す。

 

 

河川内、水色はササ濁っており、悪くない感じだが・・・如何せん、潮を失いつつある流れは既にトロく、ただただ緩やかで、全く活気を感じない・・・(笑)

無味無臭な状況に諦め感が漂うも、往路と同じ事を続けても意味が無いので、何か違った事をしようと考え・・・流れのない状況に、此方から「動き」を与えたらどうかと考えた結果、とあるルアーが頭に浮かぶ♪

 

 

X-80SW LBO Shallow!

干潮の激浅な河川内においても底を小突く事無く、水面下の絶妙なレンジで、華麗に左右に舞い踊るハチマル・シャローで水を動かしつつ、パニック・アクションを魅せて誘ったらどうだろうかと?

さすれば早速、スナップにX-80SW LBO Shallow を結びキャスト開始♪

搭載された強力な重心移動システム(LBO)の恩恵にあずかって、川の流れにクロスするように大遠投♪着水後は、一瞬のリーリングでルアー姿勢を整え、LBOを復帰させた後、直ちにジャーキングを開始!広範囲にパニック・アクションを振りまき反応を伺う!

 

 

川を下りつつ、キャストを繰り返す!流れを追うように、根気よくハチマル・シャローを撃ち込んでいく!

そうして、しばし釣り下っていた所、川縁を歩く私に驚いて、浅瀬に群れていたマイクロベイトの群れが、

慌てふためきながら沖へと逃げて行く・・・

ハチマルとはサイズ感が大きく異なるマイクロベイトの群れであるが、ここまで無かったベイト感触が気になり、しばし歩を止め、逃げ惑うベイトが群れている浅瀬向こう、水色の濃くなるブレイク沖の深場を怪しみ、ハチマル・シャローを密に3投程撃ち込んでみたところ・・・

ジャーキング中のX-80SW LBO Shallowに「ヌコン!?」とした違和感が生じる!?感覚的には「硬い泥底に当たったかのような感触」だったが、ハチマルの潜行レンジ的にも、実際目視している水深的にも、ボトムタッチはありえない・・・

「ウ~ン?」と覚えた違和感に、今一度確認がてら同コースにハチマル・シャローを通してみたところ・・・繰り出したジャーキングに突如「ゴスッ!」と衝撃!?

 

 

全く跳ねない抵抗に、当初ボラの擦れ掛かりかと思ったのだが、正体は黒鯛さん!(笑)

 

やはり「ベイトの存在というものは重要だなぁ・・・」としみじみ感じつつ、黒鯛が居るのならばトップゲームを楽しみたいと、状況的にピッタリと思われたSWING HOT(水砲)を繰り出し、水面を誘ってみたが無反応・・・ならばボトムで砂煙上げて誘うのはどうかと、食べやすい小粒なCUTVIB 55 HW をスローリトリーブしてみるも、これまた無反応・・・

 

 

残念ながら「交通事故的な一匹だったか・・・」と、再びX-80SW LBO Shallow にルアーを戻した所、散らして投げていた1投に「ヌコン!?」と再び先刻の感触が生じる!?

さすれば今度は確信を持ってなぞった続く一投!繰り出したジャーキングに、先刻の展開と全く同様に衝撃が走り、ジャークが止められ、ロッドが曲がる♪

ブレイク向こうを横っ走る魚♪ 小気味良い引き♪ キモは、あくまで「水面下でのパニック・アクションか!?」と、本日の「発見」に、ほくそ笑み喜んでいた所・・・ランディングに際し、浅瀬に座礁させようと竿を立て、魚を持ち上げた瞬間にポロリ・・・ここまでのやり取りが嘘のようにアッサリとフックアウトし、2枚目の黒鯛さんは何事も無かったかのように帰って行ってしまったのでした・・・(笑)

 

 

その後3バイト目を期待して、ハチマルを投げじゃくりますが、悲しいかな潮止まりと共に綺麗に反応は無くなりまして、ストップ・フィッシングとなってしまいました。

さて、この日、何とかギリギリ黒鯛の釣果を得る事ができたのですが、重要な点は何だったのでしょう?

「ベイトの存在?」「うん・・・確かに重要感はあった!」

「飽きると途端にジャーク始める、私の嗜好?」「うん・・・否定はできない・・・(笑)」

しかしながら、個人的には最も重要な事は・・・「ジャークベイトを持っていた事!」「ジャークベイトを常に携帯している事!」だと思います。

私、基本的にジャーキング大好きなので、季節を問わず、対象魚を問わず、常にベストのポッケにジャークベイトを忍ばせてあるのですが・・・(笑)勿論きちんとした理由もございまして・・・

それは「替えが利かない」ルアーだから!ジャーキングに拠るパニック・アクションの魅力は、他のルアーでは代替できないからです。

 

 

経験の無い方は、是非一度ジャークベイトを試してみる事をお勧めします!

無論、「常に」効くわけではありませんが、「ジャークしか効かない!」「ジャークした途端に反応する!」という場面は確実に存在します。

そして使用するジャークベイトに迷うならば・・・私、自信を持ってハチマル・シリーズをお奨めします!十二分な飛距離・アクションのキレ・適度な操作感、全てがバランス良く、使い易い使用感♪積み上げられ続けている圧倒的な実績で、誰もが安心して使える逸品ですから!

 

無反応な状況下で、ハチマルを撃ち込み、ジャークした途端にロッドが止まり、曲がり、そして躍動し始める、あの感触・・・あの興奮・・・!

日頃釣りをしていない時も、そんな妄想ばかり描いている私のような「夢見がちな釣り人」には、時々こうした、ご褒美もあるのです♪

 

 

【使用タックル】

ロッド:Shadow XX SXX-96ML

リール:3000番

ライン:PE 1.号 + ナイロン16lb

ルアー:X-80SW LBO Shallow(GGイワシ)