山奥からこんにちは!山梨の中澤です。
本日も蒸し暑い甲府盆地を脱出し、渓流に逃げ込んでおります。
高度を上げたおかげで気温は下がり心地良いですが、陽射しにはより近くなるので、紫外線対策は万全に!下界と違って人との接触はほぼ無いのでコロナ対策のマスクは必要ありませんが、水面からの照り返しは結構強烈ですのでネックゲーターで防御!
冷感素材のHYOGA NECK GATOR はひんやりとした肌触りで心地よく、伸縮性に富む為、自由な位置で固定でき、便利で快適です!
さてさて本日釣行の川の渓相はと申しますと、こんな感じで・・・美しいです♪
私自身、訪れるのは久々で、昨今の釣り人過多の状況下で、魚が残っているのかどうかも不安でしたが・・・私既に、隠し持っていた釣り場がすっかり魚っ気無くなってしまいまして・・・(苦笑)、もっぱら最近は記憶を辿っての再探索という感じ。
幸いにも「絵になる風景」と「澄んだ水」は変わりありませんでしたが・・・川べりには釣り人の足跡に、餌のパッケージなんかも落ちていたので・・・まあ結構叩かれているらしい。
とりあえず、良さげな淵に次々とミノー撃っていくわけですが、反応はイマイチ・・・。山奥とあって、いつも通りに岩魚狙いのゴールド系のタクミイワナ(GH46 HUMPBACK)を乱射しますが、魚の追いは悪く・・・。スレてる感は確実に感じられたので、少しアピールを抑えてシルバー系のハイランド・ワカサギⅡ(GH46HUMPBACK)に変更するも、それでもチェイスに勢いが無い・・・。
言うまでも無く「2回目のチェイス」などありえないわけですが・・・踊るミノーを追尾すればするほど、次第に興味を失っていく魚の様子に、感じた明確な違和感。
ド晴天でサンサンと降り注ぐ太陽光。川底まで丸見えに澄んだ綺麗な水。そしてその流れの中、キラキラと強烈なフラッシングを放ってアピールしつつ、たっぷりな存在感を示す光モノのミノー・・・。
この恐ろしく澄んだ水の中で、蠢くミノーは十分異質。そこにプラスされたフラッシングは、もはや過剰か?
ひとつの勘が働き、モノは試しとルアーケースを弄り、取り出したのは、「対晴天仕様」として、グリーンからイエローへと諧調しつつマット塗装を施された、とあるオリジナルカラーのGH46HUMPBACK.(甲斐ヤマメ)!
そしてその別注カラーのGH46HUMPBACKをキャストし始めた途端、状況が一変!?
いかにもな極上の淵。大岩下の隙間にGH46HUMPBACK(甲斐ヤマメ)を一撃でねじ込み、一瞬フォールさせた後に繰り出す3トゥイッチ!
即座に岩陰から3本の魚影が走りGH46HUMPBACKを追尾!こちらも煽るようにトゥイッチを加速させたところ、狂ったように猛スピードで3匹が絡みつくようにGH46HUMPBACKを追いかけ・・・バイト!!
針掛かりしクネクネともんどり打って暴れる魚・・・それを見て我に返り、すぐさま元の岩陰に逃げ返った残りの2匹・・・(笑)
嘘のような反応の良さ・・・(笑)
淵の規模から数匹の魚が潜んでいた為、競争原理が発動したのもプラスだったが、それにしても追いのスピード感がまるで違う・・・明らかに魚に躊躇が無かった。
ここもまたシンプルにして極上の淵。大岩以外に魚の隠れ場所が無く、木陰も無い為、淵全体が日光に晒されている。無論トレースコースとしては、岩陰を狙って上流側から岩下を舐めるようにGH46HUMPBACKを通したわけだが、ルアー着水後の3トゥイッチ程で、期待通りに岩下から魚影が走り、ルアーを追尾しつつ、大岩の作り出しているシェード部を抜けても尚、逃走するGH46HUMPBACKを夢中で追いかけ、勢いそのままに猛バイト!
フラッシングさせていた時とは異なり、追尾距離も長く・・・圧倒的な追いの良さ♪
惜しむべきは、やはりこの澄んだ水・・・フッキング後に派手に暴れる魚体は、否が応でも周囲に警戒を撒き散らし、結果1匹釣ると淵全体がほぼ死んでしまう・・・(苦笑)
久々に訪れた今回の川は、普段餌釣りは勿論、ルアーマンの入渓も多い場所だと感じられましたが、「甲斐ヤマメ」を用いて驚かされたのは、フラッシングを嫌って隠れ潜んでいたと思われる魚の型の良さ!
尺モノこそでませんでしたが、絵になる良さげな淵には、概ね25cm程の良型がちゃっかりと隠れていて・・・光を放たずに蠢き、岩陰を横切る「甲斐ヤマメ」のファーストランには確実に反応し、飛び出してきたこと!
常日頃、釣り始めは、ゴールドかシルバーの光モノで、魚のご機嫌を伺っている私・・・人気の少ない釣り場、スレの進行していない・バイアスのかかっていない釣り場であれば、問答無用に効果適面な「フラッシング」でありますが・・・
「勝負が早い!」という事は、此れ即ち魚にとって「印象深い!」という意味な筈で、結果「記憶に残り易い」=「学習され易い」という傾向に!?
現在のような釣り人過多な状況下では、ルアーの放つフラッシングが、お魚さんにとっては既に「警戒の指標」のひとつになりつつあるのかもしれません。
今回の川も「水の澄み方・濁り方次第では魚の反応が変わるものなのか?」はたまた「曇天であれば光らせても問題ないのか?」といった疑問が次々と沸き、いろいろと検証せねばと思いますが・・・とりあえず今はそれどころではない!(笑)
そう・・・何はさておき今、私がやらねばならない事は・・・釣具屋さんに猛ダッシュして『甲斐ヤマメ』の予備を確保する事なのですから!(笑)
【使用タックル】
ロッド : GH57-3LS Whip Twich 573
リール : 2000番
ライン : PE 0.6号+ナイロン4lb
ルアー : GREAT HUNTING GH46 HUMPBACK(甲斐ヤマメ)
アパレル : HYOGA NECK GATOR