広島湾ボートフラットゲーム開幕!関流極意を解説!! | Megabass-メガバス

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広島湾ボートフラットゲーム開幕!関流極意を解説!!

この時期の風物詩であるヒラメ狙いの泳がせ釣りの船団が湾奥河川エリアに集結する1月中旬、広島湾のヒラメをターゲットとしたボートフラットゲームもシーズン本番を迎えます。 

普段は自船での単独釣行がメインですが今回は遊漁船でのチャレンジ、広島県安芸郡 坂横浜港から出船の遊漁船『黒丸』さんにてボートフラット調査便に乗船させて頂きました。 

黒丸さんは広島湾奥ではおそらく唯一と言えるボートフラット便の出船をしており、今まではプレジャーボートでしかチャレンジ出来なかった釣りが手軽に楽しめる遊漁船。船長の黒田さんは熱心に新規ポイントの開拓を行っており我々アングラーにとって非常に頼りになる存在。 

ちなみにボートフラットゲームにおいて重要なポイントは「様々なアイテム群の中からその時に合ったパターンにいかに早く辿り着き、フィールドへ当て込んでいけるか」です。 

狙うべく水深から始まり、ワーム形状やサイズ、カラー選択、巻きかダードか?といったアクションの差、その複合的な要素の中からその時ベストなメソッドをいち早く見つけ出す事、これがこの低水温期のフラットゲームにおいては特に重要となります。 

単独釣行で投げ続けるよりも遊漁船の場合は同船者であえて異なるタイプのルアーを投げ、誘いパターンを変える事でその日の正解へ辿り着くまでのプロセスは早く、後は全員でそのベストなパターンを共有する事でさらに高い精度での攻略が可能、これが遊漁船ならではの優位的アプローチです。 

 

当日の同船メンバーは6名、私が最初に選択したのはスーパースピンドルワーム SW 5インチのジグヘッドリグ、カラーは実績のピンギスグロー。

PINGISU GLOW

特に対ヒラメにおいての実績は十分、まずはリトリーブによるリフト&フォールから様子を伺ってみる。他のアングラーもワインドでのアプローチ1名を除きシャッドテールによるアプローチからスタート。 

船は細かくポイント移動を繰り返すも誰のロッドにも反応は得られない、そこで意を決した船長は大きくエリアを変更。次のポイントは港湾エリア沖の水深20mライン。 

巻きによるリフト&フォールにはっきりした反応がない事からワームを「ハゼドンシャッドSW 4.2インチ」へ変更、35gのジグヘッドリグとの組み合わせを着底から2回ダート&カーブフォールで探る事に。 

実は先程までの巻き主体のアプローチで微かなバイトは得られたのだが追い切れていない印象、ならば目の前に置いていくようなアプローチが必要なのでは?との判断からのチョイス。 

アピールはさせるが移動を抑えたダート&フォールで誘っていると、着底寸前のハゼドンシャッドSWがドスンッと押さえ込まれる!渾身のフッキングから慎重に海面まで寄せると姿を現したのは大本命のヒラメであった。

その後すぐ良型のマゴチも追加、移動を抑えた2ダート&フォール、そしてハゼドンシャッドSWが当日の正解パターンのようでした。 

同船者にアクションを伝えハゼドンシャッドSWを使用して頂いたところ船中でヒットが連発、この時期としては上出来となるヒラメ&マゴチ全員安打を達成!リアクションバイトを誘発しつつも移動距離を抑えたハゼドンシャッドSWの2ダート&フォールのパターンが完全にハマった1日となりました。 

マゴチについては低水温により渋い状況が春まで続くと思われるが、ベイト依存度の高いヒラメは今から3月まではシーズン真っ盛り!餌のコノシロの確保も要らず、キャスティングにより広角なサーチ可能なのがルアーによるアプローチ最大のメリット。ぜひ皆様も今シーズンはボートフラットゲームにチャレンジしてみて下さいね! 

《追記》 

翌週も黒丸さんのボートフラット便に乗船、この日はハゼドンシャッドSWよりも明らかにボトムスラッシュプラスシャッド5インチの巻き&フォールに好反応!本命のヒラメは手にできなかったがマゴチ5本とどハマりでした。 

同じエリアなのにたった1週間で当たりパターンが変わる、これを追求する事が楽しくもあり頭悩ましてくれる⋯これがボートフラットゲームの醍醐味であり、ハマるところなんですよね! 

【使用タックル】

ロッド:空海ガルフ CKG−72MS77MS 
リール:スピニング4000番
ライン:PE1号+30lbリーダー 
ジグヘッド:21〜42g ※アシストフック必須
ワーム:スーパースピンドルワーム SW 5インチケムリカーリー4.5インチハゼドンシャッドSW4.2インチボトムスラッシュプラスシャッド5インチ