渓流解禁!心揺さぶる「ゴギ」に会いたくて… | Megabass-メガバス

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渓流解禁!心揺さぶる「ゴギ」に会いたくて…

こんにちは!広島スタッフの関です。今回は3月に解禁を迎えた渓流釣行のエピソードをお話ししたいと思います。

釣行当日は高速の気温計は2℃、水温計が示す数字は5℃と想定外の冷え込み…。 

週初めの広島市内は最高気温16℃と季節外れの暖かい日が続きましたが、再び訪れた寒波の影響をもろに受けてしまった模様。おまけに数日前からの降雨による影響から水勢は強く、ネガティブな要素が揃ってしまう状況ですが、やはり解禁初回の釣行は心が躍るもの♪

 そんな2025年渓流シーズンは島根県西部を流れる高津川支流、西中国山地の固有種である「ゴギ」をメインターゲットとした釣行から開幕!

渓流のターゲットとしてはヤマメ、アマゴが代表格ですが、個人的にはあのスイッチが入るまではツン!だが一度スイッチが入ったら執拗にルアーへアタックを繰り返す、それも捕食が下手なものだからウネウネと不器用に何度もチェイスを繰り返すゴギという魚がたまらなく愛おしく、解禁には真っ先に会いたいターゲットなのです。 

さてゴギとは何ぞや?と思われる方もいらっしゃると思うので簡単に解説しましょう。 

日本に生息するイワナ属は北海道のみに分布するオショロコマとイワナの2種、そのイワナの亜種としてアメマス、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギの4亜種が国内に生息しており、ここ中国地方にのみ生息している1亜種がゴギという魚。この中でゴギだけに見られる特徴が頭部の白斑が吻端まで見られることで他の亜種と区別できます。国内でも岡山県吉井川から島根県高津川までと限られたエリアにのみ分布しており、生息している支流により腹の色が白や赤みが強いもの、鮮やかなオレンジを身に纏うもの、生息している支流ごとに個体の色彩が変化するのもこの魚の大きな特徴なのです。 

 

またヤマメやアマゴと比較しても性格は真逆で、流れを好むヤマメ、アマゴに対しゴギはあまり速い流れを好まず岩裏の窪みなどに身を潜めています。捕食の際も離れた餌へアクティブに突進するが見切りが早くバイトチャンスが続かないヤマメに対し、ゴギは捕食の範囲は非常に狭くピンスポットを撃つアプローチが必須となり、一度捕食スイッチが入ると何度でもルアーへアタックを繰り返します。 

ミスバイトしても何度もウネウネルアーを襲い続けますが、捕食もあまり上手ではないのでまたミスをする、この一生懸命さがゴギを愛しく思うポイントかもしれない⋯笑 

ヤマメを青物と例えるなら、ゴギという魚はまるで根魚のようなイメージを持って頂けると理解しやすいかもしれません。

 前述の通りゴギへのアプローチで必須となるのが『ピンスポット攻略』。まさにGH44バタフライが最も得意とするシチュエーション。44mmで6.1gのウルトラヘビーシンキング設計で、狙ったピンスポットをダイレクトに直撃可能、またこのサイズでは最大といえるフラットサイドから放たれる強烈なフラッシングは一発でゴギの捕食スイッチを本能的に刺激します、まさにゴギの攻略の為に誕生したようなミノーと言っても過言ではないくらい! 

アプローチで心掛けるのは、ピンでキャストしボトムへ送り込み、トゥイッチでギラギラっと動かして再び着底させるリフト&フォール。ゴギが身を潜めているであろうポイントをいかに正確に撃ち抜けるかが重要となるので、スピニングよりもGHBF-48-4ULのようなベイトタックルがお勧めです。 

へ!?肝心の釣果だって? 

GH44バタフライGHBF−48-4ULを実装して挑んでますから、今シーズンも無事にゴギとの再会はしっかり果たせましたよ! 

まだ気温、水温ともに低くシーズンとしては序盤ですが、4月以降は本格的なトラウトシーズンの到来。渓流だけでなく本流の大型ヤマメやアマゴ、遡上してくるサツキマスと魅力溢れるターゲットが目白押し! 

2025年はソルトだけでなく、刺激的で魅力溢れるトラウト模様も併せてお届けしたいと思いますので皆様よろしくお願い致します!