皆様、こんにちは♪
メガバスプロスタッフ・田口知宏です。
ついに今年も待ちわびた春のシーバスシーズンが開幕しました!
が、残念ながら最近まで思うように釣果を出せておりませんでした…。
■厳し過ぎた冬
大寒波到来という事もあり、今年の冬は寒さが尋常ではありませんでした。
私の住む茨城県水戸市でも幾度となく降雪があり、「メガバスプロスタッフとしてやって行く!」と意気込んだ門出には痛い洗礼でした。
今年の一本目のシーバスはランカーで!と決意していたにも関わらず、1月、2月はノーバイト15連敗という悲しい結末。
大潮満潮からバチパターンのセイゴ釣りをすれば釣果にはありつけるのですが、頑固オヤジなもので、アフターランカーの可能性がある上げ潮のみに釣行。
完封負けを喫した1月、2月となりました。
■期待の3月
1月、2月と同じく、3月に入っても頑なに上げ潮に的を絞っての釣行。
3月中旬を過ぎた頃からやっと生命感が出始め、ハクやイナッコ、稚鮎の遡上も確認でき、いよいよシーバスも付いてくるな、という雰囲気を感じられました。
涸沼、涸沼川、那珂川の調査で転々としましたが、涸沼のハクのサイズは約2センチと、去年の半分ほどのサイズ。
これは那珂川の稚鮎の遡上に合わせて釣行した方が良さそうだと判断。
こんな事を夜な夜な繰り返していましたが、連敗記録はついに20に達し、内水面へのシーバスの戻りの遅さにストレスも感じ始めました。
3月下旬にもなると稚鮎の遡上量も増して夕方のボイルも確認でき、雰囲気は更に良くなったものの、もう下旬になってしまったという焦りも…。
そこで、稚鮎パターンに必須アイテムとなるI字系バスルアー、新製品のカラシIGX 70Fを投入しましたが、バイトを得られたのは明らかにセイゴと判断できるサイズ。
このパターンで釣れてもファーストフィッシュはランカーである事に反するので、稚鮎パターンは一旦捨てました。
ではイナッコパターンではどうか?と思い、深夜の上げ潮調査へ。
これが抜群に良い雰囲気で、一発だけランカーサイズのボイルも聞けました。
やっと獲れると確信を得た時合いを発見したので、カゲロウ100Fのカラーローテをしながら、イナッコがピョンピョンと跳ねる所へタイミングを見計らい流し込みます。
カラーをPMチャートバックに変更したタイミングで待望のヒットに持ち込めましたが、キャッチできたのは65センチ。
ファーストフィッシュランカーの目標は崩れましたが、ランカーがいる事は確認できた事が何よりの収穫。後日リベンジに挑みました。
■待望のランカーキャッチ
リベンジマッチも同じく、那珂川の上げ潮イナッコパターンを狙いました。
カゲロウ100Fで1本捕獲に成功しているので、ルアーセレクトは迷い無し。
前日の雨の影響で濁りと多少の増水があったので、カラーは濁りに強いどチャートを選択。
あとはイナッコがもじった時にタイミング良く流せば食うはず…。
立ち位置よりやや下流側で1匹イナッコがピョンピョン跳ね逃げたので、すかさずタイミングを合わせてダウンクロス気味にキャスト。
2回転ほどリーリングを入れてカゲロウ100Fを流れに馴染ませからドリフトさせると、6秒~7秒ほど流したあたりで強烈なバイト!
合わせを入れた直後のエラ洗い音でランカーを確信したが、テトラの上にエントリーしていたので、強引なファイトになることを瞬時に予測。
ロッドは空海CK-86LSにラインはPE 0.8号+フロロリーダー16ポンド。
比較的ライトタックルなので、多少強引にでも取り込まなければテトラに擦られて切られてしまう!
エラ洗いと同時にグリップエンドを腹に当て、ポンピング無しのリーリングのみで一気に立ち位置まで寄せようと試みます。
短いファイト時間で即ネットインを試みましたが、テトラ際まで寄せたタイミングで物凄い勢いの突っ込みが入り、「これは一か八か止めるしかない!」とドラグに手をかけフルロックに!
再びグリップエンドを腹に当てロッドを立てる!
「よし!止まった!!」
すぐに魚が急浮上したのでエラ洗いと同時にネットイン!
「よっしゃ!90いったわ!!」と思える顔付きのシーバス!
ついに待望のランカーをキャッチできました!!
計測してみると86センチでしたが、体高のあるグッドコンディション!
目標としていたメガバスプロスタッフとしてのファーストフィッシュがランカー…!とはいきませんでしたが、2本目にランカーというスタートを切れました!
茨城開幕宣言には申し分ない魚体でした。
冬の釣れない時期も現場の様子を見に行っていたからこそ釣果に繋がりました。
これからも現場主義は変わらずやって行きたいと思います。
釣行サボっていた訳じゃないんですよ…笑
本当に厳しかった。
今月からはアクセル踏みたいと思います♪
ではまた!!