師走 | Megabass-メガバス

師走

毎日が年末みたいなものなので、とりたてて意識するわけでもないけど、アルバム制作、動画ロケ、TVロケ、メディア対応とあくせく働いております。フィールド業務じゃ寒さに縮む今日この頃。それでもSHADING-Xとベノムがアラバマをまくって爆釣してくれるので釣果のほうは、おかげさまでアツい。一方で、この次期に体色が白くなったバス相手にフロッグのデザインとか、ナックルジュニアのアクションセッティングをしているため、テストフィッシングは、ひたすら寒風と戦い忍耐の修行。この時期は、新たにL.Aに設立したMOA(MEGABASS OF AMERICA)で仕事ができたらいいのになあ。キャスタイックとかで釣りができるのに。

さて、今年を振り返ってみると、ある意味自分にとって大きな転機を迎えた様々な出来事がありました。浜松市の親善大使になってしまったり、17度目のジャパングッドデザインアワードが受賞できたり、アメリカのメディアに出演したり、組織がグローバルに大きくなったり・・と、カメレオンの様に様々な立場で活動しなければならない場所が出来たと同時に、背負っているものも随分大きくなったなと。唯一変わらないのが、釣り人であり続けているくらい。ひとり釣り竿(ARMS)片手にこの道をひたすら切り拓いてきたら、魚の命と引き換えに、重たい責任も背負ったのだとしみじみ思います。

浜松は、家康公が過ごしたゆかりの地。名言「人の一生は重き荷を背負い、遠き坂道を行くが如し」とか。なんか、ズシンときますね。
「重き荷をアームズで斬り捨て、ひとり荒野を拓く如し」で来たつもりなんだけどな(笑)。

もうすぐ2012年も締めくくり。2013年は、テレビのBS開局記念特番という企画で、早々にもメキシコの高山へ行くことになりそう。そこまでたどり着くにはサバイバルしなきゃならないそうなのだが、ディレクターの話では、バスが生息しているらしいとか。
サイズは・・・過去のアメリカ人チャレンジャーの釣果では、なんと、ちっとも大きくないらしい。でも、そもそもそこへたどり着けない人も多かったのだろうから、きっと前代未聞の怪物クラスだって潜んでいるはず・・・?という(笑)・・・とても頼りない話。日程も長いので、番組ディレクターとしては、現地のメジャーレイクをはじめ、様々な湖に、行き当たりばったりで挑んでほしいという。
いずれにせよ場所を決めるのは局側なので、何所にしたって私にとっては、はじめての場所。

番組の主旨としては、2013年、いよいよスタートする、カリフォルニアの新会社「MEGABASS of AMERICA」と共同で手がけるグローバル戦略タックルのプロトの公開実釣テストと、製品になるまでの過程について・・・ひらたくいえば、仕事の現場にカメラが密着したいという。
局の社長さんからの直接依頼ということもあって、フィッシングショー直前のハードスケジュールなんですがお請けすることに。今後、アフリカのサバンナでライオンの横で釣ってくれとか、南極でジギング・・とかいうエクストリームな方向も考えているようだが・・・。
ちなみに、現地へは、結構な坂を登るらしい。
「・・・遠き坂道を行くが如し」。家康さんの言葉、ズシンときてます。

 

 

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