四半世紀が招いた職業病。メキシコロケからおよそ半年間戦ってきた右肩、頚椎、右手、右指、右腕の末梢神経障害の激痛から次第に開放され、ライトハンドによるラピットキャストのフォーム改良も上々。途中、DISK仲間の深谷さんの紹介で、埼玉の腱膜治療の整体院で治療を受け、地元のペインクリニックでもあれこれ治療を受け続け、ファンの方々からは大量のお薬までいただきまして、本当にありがとうございました。
つい先月まで、サウスポーでロケをこなしてきたので、カラダの左右バランスがかえって良くなったような気がしてます。
さて、季節外れの台風が日本列島に迫ってくる中、雑誌バスワールドロケと本社のニュータックルインプレの仕事で、メガバス大阪ギャラリーを中心に、半径2時間圏内の西日本の広域エリアをスクランブルアタックしてきました。RUN&GUNで、出たとこ勝負。大阪郊外の小規模フィールドは本気でやったことがなかったので、かえって新鮮な気分に。あちこちランガンしてみると、けっこう地元の方々と遭遇したりして、タックルは、なんでもござれのサイクロンやエルザイル、エクストリームミッションなどのバーサタイルタックルを車載して、秋のイージーオペレーション、ファストムービングゲームをガチ展開。
テーマは、「バーサタイル」なので、だれもができる単純なアプローチと釣り方で、秋のビッグフィッシュに挑みましょう!ということで、岸釣りオンリーのロケイン。最近、足腰を酷使するオカッパリの依頼が多いんスけど・・まあ、いいか。ここのところ私の岸釣りは、ワンコのお陰で進化してきて、ハンティングのエモーションに目覚めつつあるところ。
DESTROYER X7 F2.1/2-66X7 The SHADING-X
DESTROYER X7 F4-68X7 CYCLONE ADVANTAGE
DESTROYER X7 F4-611X7 SUPER ELSEEIL
DESTROYER X7 F5-75X7 EXTREME MISSION
これまでの26年ほど、21フィート艇のギャンブラーやらカーボン艇など船のロケを多くこなしてきたから、ぜひともバスアングラーのみなさんには、バスボートによってコンプリートするバスフィッシングの「高み」を目指していただきたいとは思っております。その一方で、バスフィッシングの幅広い楽しみ方の中のひとつとして、ニッポンのオカッパリ「岸釣り」ゲームがあると思っております。そこに、ニッポンのバスフィッシングの「深み」があるとも感じます。安全大国かつ、インフラ事情を抱える日本では、バスもシーバスも岸釣り人口が多いですが、海外、とくにアメリカじゃ岸釣りやるのはフライフィッシングとナマズ釣り、クラッピー、ビーチのオンショアフィッシングくらいで、一般的なオトナのアングラーは船からの釣りが主流になります。なのであっちでは、釣りの上手さと同等に、船の操船テクニックやドライビングやセッティングテクニックが求められますが、こっちでは竿から先がフォーカスされることが多くなります。つまり、あっちでは枝葉末節、サカナを釣る上では重箱のスミをつつくような取るに足らないことでも、こっちのロケではそこが重要だったりするんで、あっちとこっちで取材を受ける側としては、スイッチの切り替えが必要になります。そういった意味では、ニッポンの岸釣りロケって、微細なアプローチの積み重ねが結果をもたらすことが多いから、フライフィッシングに通じるものがあるかも。
そんなことをつらつらと思いながら、結果的には、秋のデカバスラッシュになりました。フィーディングの秋ですね。