梅雨入りしたのか各地テストでは荒れ模様の天気が続きます。過日のフィネス・テスト釣行では初心に帰るべきスタンスを体感しつつ、同時に新たなプランも閃くことに。
さて、前回アップして御好評いただきましたNEW EVOLUZIONの私的インプレ第二弾!です。ディアブロなどベイトモデルのF5以上は、次回、雑誌社さんの遠征ロケと絡めてやるとして、チタンハイブリッドとしては久々登場のスピニングモデル!いま、いままでのスピニングロッドとまったくデザイン(見た目)が違うからか、問い合わせ多数のこいつから行きましょうか。たしかに、使い心地が新鮮なフィール。快適です。
■F0・1/2―63ti-S LYCAON Evolution
歴代のリカオンが、私のライトリグロッドとしては無くてはならない存在として、今日まで自身の釣りを支えてくれておりますが、当ロッドは、チタンハイブリッドということで、チューブラーブランクなのに、あのソリッドロッド特有の「もっちり感」が、金属質新感覚で引き出せた超お気に入りロッド。エヴォルジオンのティーザー動画で私が使っているスピニングモデルが実はコレ。富士五湖巡りでも必須の私的愛棒となりました。2LB(どうしても魚が見えない時)~4LBフロロを使ったディープのピンポイントシューティングで大変重宝しております。
■F1・1/2-66ti-S SARATOGA(サラトガ)
展示会では、かの名作「F2-64XSが帰ってきた!」と多くの初期デストロイヤーファンに言われました。しかしティップのテンションは食い込み重視にデチューンしてありますから、触ったときのシャッキリ感の中に、ハンナリした?しっとり感があるといったらいいでしょうか。長さも2インチ長いバーサタイルな6‘6“ですので、オカでも船でも使い勝手がいいと感じております。富士五湖や中部関東巡りでは、最近実験中のフィネスプラッギングを駆使する場面が多いのですが、このロッドのおかげで無敵!と自負しております。だって投げやすくて、巻きやすくて、ライトロッドなのに感度ビンビン、おまけにすごいトルクなんですもの。超快適なイージーオペレーションを可能とさせてくれるナンデモロッドなのに、見た目が前衛的なので、スピニングの釣りに新風を吹かす、近未来的カッコ良さを感じさせてくれます。
■F2・1/2-610ti-S SPIN ELSEIL(スピンエルザイル)
西ヶ崎ファクトリーにアーロンが来日しミーティングしながら工場見学していたとき、当プロトタイプを取り出し「これ、バスマスターに使いたい!」といっていたロッドをベースに、個人的にさらに軽量化して仕上げたのがコレ。ガイドセッティングにこだわり、当社ロッドファクトリーの福山くんが長い時間掛けてせっかくセッティングしたのを、私が最後にダメ出しして、再度逆風下でのライトリグ飛行テストを行ってリセッティング。シャフトが長いだけで飛ぶというのは間違い。シャフトに見合ったガイドセッティングのスイートスポットを検出してはじめて「飛ぶ」ロッドになる。長いだけのロッドじゃありません。かなり緻密で精巧な芸術品に仕上がったと思います。戦闘的なサオですね。
■F3・1/2-69ti-S SHABBELER(サーベラ)
スピンエルザイル(プロト)のブランクスを、ファクトリースタッフが1インチカットして、ティップをハイテーパー化。バットセクションのチタンコンポジット量を増やしたシャフトでデカバスをガンガン釣っているのを知ったのは昨年の今頃。
こうしてメガバスには、デカバスのフィネスフィッシングが大好きなオタクがいまして、「どうしてもラインナップに加えてください!!」というので、私も使ってみました。私がオリデス・フェイズ2でやりたかったサラトガの理想形が、そこにありました。
川の釣り、ディープカヴァー、サイトの釣り、ウィードカットの釣り・・・サラトガが活躍するシチュエーションは大方そんなややこしいところ。ベイトフィネスが台頭したと思われつつも、実はカヴァーのスピンオペレーションも着実に進化を遂げている。それを象徴する新世代の前衛的なパワースピンですね。好きですコレ。大器の可能性を感じます。
THE AMAZING DYNAMICS!!