本社に復帰。 | Megabass-メガバス

本社に復帰。

いよいよ10月より新たな期がスタート。過日、メガバスグループを統括する西ヶ崎本社で新組織体制が発表された。

私はといえば、この3年間は新会社のMOA(メガバスオブアメリカInc.)をはじめ、メガバスグループの海外事業とアイティオーエンジニアリングの実務を中心に担当してきた。9月末の決算では、その諸々が成果を発揮しはじめたというタイミングもあってか、先月の取締役会で本社現場復帰の要請を受けまして、実に3年ぶりに本社の経営統括として、再び本社の現場執行に復帰することになった次第。改めまして宜しくお願いします。

 

この3年間の国内事業は、本社CFOの専務を中心とした運営体制だったので、グループCEOである私の活動は、実質的には創業者としての会長職や書籍執筆、海外の現地取材対応やアウトドアスポーツ誌取材、浜松市やらまいか大使としてイベント活動など、一人のアングラーとして、あちこちで様々な釣りをしながらエヴァンジェリストとしての活動に専念してきた。したがって釣行回数はハンパなく、プライベーターとして思う存分に魚を追いかけることができた3年間だった。そこで感じた諸々の想いは、メガバスの海外事業やアイティオーの技術開発事業にフィードバックすることができたと思う。自身20回目となるグッドデザインアワード受賞もその表れかもしれない。

 

さて、3年ぶりに西ヶ崎本社の席に着いてみたところ、新部署へ配属された国内社員達の高いモチベーションがひしひしと伝わる毎日に創業時代を想起しつつ、新たに立ち上げたい幾つかの新プロジェクトや事業構想も持ち上がってきた。

 

まずは、アイティオーのARMSスーパーレジェーラのデビューによって、メガバスのロッドテクノロジーもいよいよ第五世代に突入。1996年に着手したメガバスのデストロイヤーもいよいよ来年は20年目を迎えることになる。ARMSで実験してきた数々の次世代テクノロジーを、メガバスの次期ロッド開発に波及させる取り組みを陣頭指揮することになった。進化と深化こそが、メガバスロッドの理念であり原点である。

若手注目株の石田が立上げた「HYUGA」、先のB.A.S.Sで今年も年間シングルランカーとなったクリス・ザルディンとクラシック覇者ルーク・クローセン達がアメリカのメガバスSTWで立ち上げ、現地で話題となっているツアーサーキットを戦う競技ロッド、「Levante(レヴァンテ)」も非常に楽しみである。

 

なお、社内における若手の成長と台頭も相まって、メガバスグループの国内事業として10月より「NADA JAPAN」を発足。グローバルファクトリーとして成長したメガバスファクトリーのテクノロジーをフィードバックしたパフォーマンスアイテムの数々がリリースされる予定。こちらは黒田がチーフディレクターへと昇格し、看板背負って鋭意取り組んでおりますので、製品のエンジニアリング面でサポートしていく。乞うご期待!

 

この他、国内事業で取り組みたい数々のNEWプロジェクトが目白押しでモチベーションはたかぶるものの、やはり一日は24時間しかないので、いま最も欲しいものは「時間」である。

 

 

 

TOPへ