大納会!2016年もよろしくです!! | Megabass-メガバス

大納会!2016年もよろしくです!!

ロシアでの仕事を終えたあと、米西海岸にあるMOA(メガバスオブアメリカInc.)後任人事の任命を終え、9月から正式に浜松本社に復帰。アメリカでは、STWブランドからデビューするDOG-X DIAMANTE(ディアマンテ)の最終テストで、現地スタッフのエドウィンやクリス、ルーク達が太鼓判を押し、GOサインを出してきた。MOAは、STWのUSツアー専用競技ロッド「LEVANTE(レバンテ):アメリカ市場ロッド」をNEWウエポンに迎え、大きく歩を踏み出した。彼らは、プロジェクトSHAFT-Xにも参加。来年夏にフロリダで開催されるI-CASTのメガバスブースが楽しみである。

この3年間で躍進した海外事業は、「世界から日本の釣りを見る」という、視点を変えた新鮮な取り組みだった。本社に復帰してからは、再び、「日本から世界の釣りを見る」という原点に立ってメガバスのアングリングを展開している。この数か月は、久しぶりの本社業務という日本市場への肩慣らしもあって、様々なモードの切り替えをしながら日々の対応をしてきた。気が付けば、あっという間に3ケ月が過ぎ、2015年のフィナーレを迎えた。

 

私個人のワークスであるアイティオーエンジニアリングのARMSスーパーレジェーラSPINのファイナルテストを終え、本社に復帰してすぐに、大型プロジェクト「SHAFT-X」に合流。先行技術のショーケースともいわれるARMSテクノロジーを量産レベルでフィードバックする次世代の最新ロッドプロジェクトは、本社業務を離れていた3年間によるエンジニアリングチームの大いなる成長を目の当たりに見ることができ、私自身奮起することになった。今から20年前の1996年、ARMSのDNAを継承して誕生した、初代オリジナルデストロイヤー開発時と同じ高揚感がある。

 

一方では、復帰早々にソルトのNEWファクトリー「NADA・JAPAN(ナダジャパン)」を設立。浜名湖・遠州灘に隣接した海洋都市・浜松ならでは、海の最新ギアの数々は、黒田チーフディレクターが鋭意発信中。黒田は私と同郷、浜名湖界隈の出自で、私の実家・弁天島の対岸にある三ケ日出身。互いに日本屈指の汽水湖・浜名湖と遠州灘が釣りのベースということもあり、漁師町出身ならではの釣獲に対するひたむきな姿勢は、NADAのプロダクトに大いに反映されている。

 

さらに、2016年には、いよいよ伝説のネイティブトラウトファクトリー「GREATHUNTING」が復活する。近郊の赤石山脈をはじめ飛騨高山をベースとする中部山岳渓谷を舞台に開発チームが生み出した最新のトラウトゲームテクノロジーは、これまでの管釣り中心だったトラウトフィッシングのイメージを大きく変え、飛躍的に進化させるものだ。

 

なお、前任体制時に発足したナマズブランドは、2016年、本格的に「NOIZY CAT」ファクトリーとして本格的に発動する。都市部に住むアングラーにとっても、近年身近なターゲットとして注目を浴びているナマズは、会社帰りにも楽しめるエキサイティングなゲームで、本社ファクトリーのすぐ傍を流れる馬込川や安間川ではモンスタークラスが手軽に釣れ、社員達の間でも大流行している。

 

一方の私は、こうして久しぶりに日本の様々な釣りに触れているうちに、また「一風竿」による日本の伝統的な釣りを深く探究していきたいと考えているところ。

 

日々の実務の合間に、次代を見据えた流通の改革をはじめ、それに対応する新たな人事編成など、両手に余る仕事量と格闘しながらの本社での毎日は、これぞニッポンのシゴトというべきものか。時間軸がアメリカやロシア、マレーシア、欧州とは随分違うことを改めて実感する。そんな日々の実務の合間に、久しぶりに干支ルアーのプロデュースもしてみた。

こうして日々、創業起点を確認しつつ2016年のフィールドに夢を馳せ、いよいよ創業30周年に向けて、メガバスの原点「釣りのわくわくベクトル」を発進させております。

今年も世界中のアングラーのみなさんとお取引様には大変お世話になりました。

よいお年をお迎えください!

 

 

 

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