ぶり返す猛暑日が秋を遠ざけている感がするものの、開発部隊は、秋の彼岸を起点としてセカンダリーシーズンの到来を待ち受けている。今期デビューしたニューカマーの手応えを感じつつ、それをベースとした新たな技術への挑戦がはじまっている。
今江さんと共に手掛ける最強ブランド、I×I(アイバイアイ)も驚異的絶好釣!!
現時点でも凄いので、水温が落ち着くシャッドの佳境、セカンドシーズンがますます楽しみだ。
また、今期の注目株としては、ニュージェネレーションに向けてデビューした「ヴァルキリー」が各地のデカバス狩りで善戦中。先代のブラックジャングルよりも大幅にアップしたド級のトルクが、カバーゲームやディープの釣り、流れ川の釣りにおけるデカバスハンティングで絶大な安心感と使い勝手の良さをもたらしてくれている。ハイパワーロッドらしからぬ軽快な取り回し、バランスが良い、という数々の好評価の声をいただき、開発陣も大いに手ごたえを感じている。
中でも琵琶湖の釣りでは、新たな新機軸ロッドとして琵琶湖ガイドの杉村くんを中心に、モンスターバスの連打を上伸させており、独特のポジションを確立しつつある。我々がバケモノと呼ぶナナマルクラスの圧倒的水揚げ量を誇るTSシリーズをフォローするかたちで、新たなヴァルキリーによって、比較的手軽なデカバス釣りのバーサタイルゲームが可能になった。秋の彼岸を起点として、いよいよデカバス第二シーズンを迎える。強力な武器になる。
パワーゲームロッド、ヴァルキリーに搭載するリールとして、最近の私のフェバリットは、RHODIUM(ロジウム)。
私のベイトフィネスリールとしてはLAUDA(ラウダ)を組んでいるが、クランクやスピナーベイトなどのマキモノ系、ビッグベイト系、ジグ&テキサスのカバー系は、ここ最近、すべてロジウムでこなしている。パワー系ロッドとの相性がとても良い。
ベースリールのフレーム剛性強化策として新たに設計したフレームで組み上げ、細部に及ぶブラッシュアップによって、至極の使い心地が実現できた。シルキーで快適な回転フィールと相まって、小型ルアーから大型のヘヴィリグまでストレスなく幅広く対応してくれるのもうれしい。
開発部隊では、これらNEWカマーの効果を引き続きフィールドで体感しつつ、来期に向けて数々の新たなアイデアのテストも始動。
残暑に立ち向かうアングラーが、秋のドラマを生み出すのかも。